婚活について
1)婚活とは
「婚活」とは「結婚活動」の略称で結婚相手を探す活動全般を指す言葉です。
元々は「就活」(就職活動)の造語で、「就活」と同じように積極的に活動しないといい結果に結びつかないという点から「婚活」という言葉が定着しました。
「婚活」には、友人等に異性を紹介するように依頼するなどのほか、合コンや婚活パーティーに参加する方法などがあります。そして、最近増えているのが結婚相手紹介サービス業やマッチングアプリの利用です。
2)婚活の実態
・婚活をしている人はどれくらいいるのか?
株式会社ネクストレベルが結婚願望がある20〜40代独身の方を対象に行った調査では、次のような結果となりました。
このアンケート結果から、7割以上の男女が結婚を望んでいるが現在婚活はしていないということがわかりました。
婚活をしていない1番の理由として「婚活するほど結婚願望が高くない」
が、25.1%と全体の4割を超えました。
➡婚活する気がない人に関しては、「婚活の場には結婚に真剣な人しかいないため、自分とは結婚に対する温度感が違う」や「結婚を目的にすると焦ってしまい良い結果にならないのではないか」といった婚活に対して否定的な見解を持っている傾向にありました。
続く理由は「婚活にかけるお金がない」「婚活にかける時間がない」が同率で11.9%と同率で、時間や金銭的な負担を理由にする人が多い状況でした。
参考:株式会社ネクストレベル「結婚したいのに婚活しない理由とは?」
・何歳から婚活を始めましたか?
20代後半:36%
20代前半:19%
30代前半:14%
30代後半:15%
40代以降:16%
20代後半が一番多い結果となりました。
人それぞれライフスタイルは異なりますから、何歳になったら婚活を始めるべきといったことはありません。自分が結婚したいと意識したタイミングで始めるのが理想です。
参考:ノマドマーケティング株式会社「いつ(何歳)くらいから婚活を開始しましたか?」
また、株式会社リクルートが行った「婚活実態調査2023」では、
独身者(恋愛もしくは結婚意欲がある恋人のいない20代~40代独身者)における
婚活サービス(ここでは結婚相談所、マッチングアプリ、婚活パーティー)利用者で
恋人ができた割合は49.5%
2022年の婚姻者のうち、婚活サービスを利用して結婚した人は15.4%
であることがわかりました。
婚活サービス利用者のうち約半数が恋人ができたとなっており、この割合は4年連続上昇し過去最高となりました。婚活サービスが世の中に浸透してきたことによる利用者の広がりや、婚活サービスに対するイメージ向上などが伺えます。
・結婚相手との出会いの割合は?
調査対象の婚姻者のうち、婚活サイトを利用して結婚した人の割合が最も高いという結果になりました。
そして婚活サービス利用者のうち、そのサービスを通して結婚した人の割合が、47%!
となりました。
特に、ネット系の婚活サービスは2015年頃からシェアを伸ばし、マッチングアプリ最大手のPairsは累計2000万人、タップルは累計1700万人と利用者は年々増加しています。
一方で最大手とされている結婚相談所IBJの会員数は8万6千人と、マッチングアプリを通じて結婚する人の数の方が多くなることは、当然と言えます。しかし結婚につながる割合を比べると、結婚相談所の方が高くなるでしょう。
今回ご紹介した結果を踏まえて、結婚の目的やいつまでに結婚したいかなどによって婚活サービスを使い分けてみてはいかがでしょうか。
参考:株式会社リクルート「婚活実態調査2023」
3)何から始めればいいのか?
先ほどもご紹介したように現在では、婚活方法は多種多様で何から始めればいいのか分からない方も多いかと思います。
そこで、婚活の始め方についてご紹介していきます。
Step1:まずなぜ結婚したいのか、またいつまでにどんな相手と結婚したいのかを考えてみましょう。あらかじめイメージしていくことで、婚活のモチベーションも自然と高くなります。
Step2:結婚相手に対して譲れないポイント(年収、地域、年齢など)をはっきりさせましょう。妥協すると、結婚してから後悔することがあるかもしれません。そうならないように、まずは自分と向き合いながら計画を立ててみましょう。
Step3:実際に婚活を始める前に、どういった婚活方法があるのか調べましょう。婚活の実態調査でもご紹介したように、ネット系の婚活サービスから結婚相談所や婚活パーティーまで様々な方法があります。それぞれの長所や短所などを調べて自分の目的や性格に合うものを見つけましょう。
他にも、婚活に相応しい身だしなみを整えることも大切です。結婚して一緒に生活をする相手には、清潔感を求める人がとても多いです。清潔感はお金をかけることだけではなく、自分で注意すれば身につけることができます。