日本の面接マナー
2025/5/19
2025/5/19
Tomoniでは、日本での就職面接におけるマナーや面接時の立ち振る舞いについて、皆さんに分かりやすくご紹介します。
日本語が上手なだけでは面接に受かるとは限らないため、基本的なルールもしっかりと学びましょう。
面接の成功の80%は事前の準備にかかっています。
皆さんもぜひこれを参考にして面接を突破しましょう!
★ ステップ1:ドアをノックする
最初に部屋のドアを3回ノックします。
この時、ドアを強くノックしないように注意しましょう。
もしドアをノックして部屋から合図が何もない場合は、
もう一度3回ノックします。さらに5秒待ってから、部屋のドアを開けましょう。
⚠️日本ではトイレのドアをノックするときは2回が一般的なので、
2回だけのノックにならないようにしましょう。
★ ステップ2:部屋に入る
部屋のドアを開けて、「どうぞ」と言われてから入室します。
部屋のドアを開けるときは、はっきりと「失礼致します」と挨拶し、
面接官の目を見てアイコンタクトを取ることを意識しましょう。
★ ステップ3:ドアを閉じる
ドアを閉める際は、面接官に完全に背を向けないよう、体を少し斜めにして立ちます。
ドアは音を立てないように静かに閉めましょう。
顔を面接官の方に向けたまま、腕だけを後ろに回してドアを閉めるのはマナー違反です。
★ ステップ4:ドアの前に立って挨拶する
ドアを閉めたら、面接官に顔を向け「本日はよろしくお願い致します」と
はっきりとした声で挨拶しましょう。
★ ステップ5:入室前のお辞儀
挨拶をした後、面接官の方に再度体を向け、45度の角度で一礼し、
その姿勢を1秒ほどキープします。
面接官が2〜3人いる場合は、中央に座っている方に向かってお辞儀をします。
★ ステップ6:椅子の横に立ち、自己紹介をする
椅子に向かってゆっくりと落ち着いて歩き、椅子の横で止まります(図参照)。
面接官から「大学名とお名前をどうぞ」と言われたら、自分の名前と大学名を述べます。
その後、再度45度のお辞儀をし、1秒ほどその姿勢を保ちます。
★ ステップ7:着席
面接官が「どうぞお座りください」と言った後に座ってください。
座るように言われたら、「失礼します」と声をかけ、15度の角度でお辞儀をして、静かに座ります。
背筋を伸ばして座り、目を面接官に向け、バッグを座席の隣に置きます。
男性は手を軽く握り、膝の上に置きます。女性は手を重ねて、太ももに置きます。
ステップ1:終了の合図を待つ
面接官が「本日の面接は以上です。お疲れ様でした」と言うまで、退室の準備はしていても、
絶対に先に立ち上がらないように注意しましょう。
終了の合図があるまでは、しっかりと姿勢を保ち、椅子に座ったまま待機します。
★ステップ2:感謝の意を伝えてお辞儀
面接終了の合図を受けたら、はっきりとした声で
「本日はお忙しい中、貴重なお時間を割いていただき、誠にありがとうございました」と
感謝の気持ちを伝えます。
その後、椅子に座ったままの状態で丁寧にお辞儀をしましょう。
★ ステップ3:椅子の横まで歩いてお辞儀
すぐに立ち上がり、そのまま椅子の横へ移動します。
そして、「失礼します」と挨拶をしてから、深くお辞儀をします。
このとき、「失礼します」という挨拶と、お辞儀の動作は同時に行わないように
注意しましょう。
挨拶をしてから、一呼吸置いて丁寧にお辞儀をします。
★ ステップ4:ドアの前で挨拶をする
落ち着いてドアの前まで移動し、出口で一度面接官の方へ体を向き直し、
「失礼します」と挨拶し、丁寧にお辞儀をします。
その後、体を戻してドアを開けます。
このときも、面接官に完全に背を向けないように体の角度を意識しましょう。
★ ステップ5:ドアを閉める前にアイコンタクト
ドアを開けて部屋を出る直前に、面接官の方に目を向けてアイコンタクトを取ります。
部屋を出る際も、面接官に完全に背中を向けないよう姿勢に注意しながら、
静かにドアを閉めてください。
ドアを閉める際は音を立てないように丁寧に行いましょう。
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★ 謙譲語が一般的に使用されます★
◆ 会う→お会いする
✕御社のOBに会いました
◯御社のOBにお会いしました
◆ 見る→拝見する
✕資料は既に見ました
◯資料は既に拝見しました
◆ 言う→申し上げる
✕先ほど言ったように
◯先ほど申し上げましたように
◆ 知る→存じ上げる
✕知りません
◯存じ上げません
◆ もらう→いただく
✕貴重な面接の時間をもらい、誠にありがとうございます。
◯ 貴重な面接の時間をいただき、誠にありがとうございます。
◆ がんばる→努力させていただく
✕御社にふさわしい人材となるべく頑張ります。
◯ 御社にふさわしい人材となるべく努力させていただきます。
◆ 行く→参る
✕○時に貴社のビル1Fへ行きます。
◯○時に貴社のビル1Fへ参ります。
◆ わかる→かしこまる
✕はい、わかりました。
◯はい、かしこまりました。
◆ 聞く→伺う
✕御社のキャリアパスについて聞いてもよろしいでしょうか?
◯ 御社のキャリアパスについて伺ってもよろしいでしょうか?
★ 敬語★
◆ 教える→ご指導
✕〜について教えて下さい。
◯〜についてご指導下さい。
◆ 後で→後ほど
✕後で連絡いたします。
◯後ほど連絡いたします。
◆ 言う→おっしゃる
✕A様の言うように
◯A様がおっしゃるように
◆ ちょっと→少し
✕ちょっとお待ちください
◯少しお待ちください
◆ する→なさる
✕A様は学生時代にどんなことをしていたのですか?
◯ A様は学生時代にどんなことをなさっていたのですか?
◆ すみませんが→恐れ入りますが
✕お電話が遠いようです。 すみませんが、もう一度お願いします。
◯ お電話が遠いようです。 恐れ入りますが、もう一度お願いします。
◆ 見る→ご覧になる
✕エントリーシートを見てください。
◯エントリーシートをご覧ください。
◆ 大丈夫です→問題はございません
✕はい、面接は○○日の○時からで、大丈夫です。
◯はい、面接は◯◯日の◯時からで、問題はございません。
★ 面接での敬語の使用に関するよくある間違い★
◆ おっしゃられる→おっしゃる
✕部長のおっしゃられることに大変共感いたしました。
◯部長のおっしゃることに大変共感いたしました。
おっしゃる自体が敬語なので、「られる」を付けると、二重敬語となり誤りになってしまいます。
◆ お伺いする→伺う
✕ ◯時に御社ビル1Fにお伺いします。
◯ ◯時に御社ビル1Fに伺います。
伺う自体はすでに謙譲語なので、お伺いしますとなると、二重謙譲語になってしまいます。
日本での就職面接に行く際によくある間違いをまとめました。
少しずつ面接のマナーについてのポイントを覚えて、面接に備えましょう!
挨拶をしない
小さな声で、はっきりと話さない
姿勢が良くない(背もたれに寄りかかる、猫背になる、顔を下に向けるなど)
話すときに相手の目を見ない
要点がまとまらず、長い話をする
面接前に連絡もぜず、遅刻をした
手を頻繁に触ったりなど、落ち着きのない様子を示す
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