日本に帰化するベトナム人が増えてます　帰化するメリットは何？

2021/07/15

コンビニやスーパー、飲食店、そして会社で外国人を見ることは当たり前となりました。今や日本にいるベトナム人の人数は2020年末時点で44万人を超えて、なんと中国に次いで第2位です。その多くは留学生や社会人、技能実習生、家族なのですが、もう一つ「日本へ帰化」している人もいるのをご存知でしょうか？

日本人で海外の国籍を取得して帰化する人はあまり多くないので、「ベトナムから日本に国籍へ変えていいの？」、「なぜ帰化するの？」と驚く人もいると思います。

もちろん、簡単に国籍を変えるわけではありません。サッカーチームが勝利すると、道はバイクや人がごった返し交通渋滞を引き起こすぐらい、ベトナム人は愛国心が強い国民なんです。では、なぜそんなにも愛国心が強いベトナム人が日本へ帰化するのか？それは日本に帰化するメリットがあるからです。

日本へ帰化するメリットをいくつかご紹介します。まず日本のパスポートが取得できることです。これは最大のメリットと言っても過言ではありません。日本国籍のパスポートを持っていると191か国もの国へビザなしで行けます。ビザが必要な国は、ロシアやトルコなどわずか33か国しかありません。海外旅行や海外出張する際に「ビザの手続きしなくちゃ！」と思ったことはほぼゼロではないでしょうか？

一方、ベトナムのパスポートの場合、ビザなしで行ける国は54か国しかありません。意外と少ないです。日本に住み、仕事で海外出張が頻繁にあるベトナム人にとっては、毎回毎回ビザの手続きをしないといけないので大変です。このビザなしで行ける国が多いのが最大のメリットです。

2番目に仕事の制限がなくなるというメリットもあります。外国人が日本で働く場合、専門に関する職務内容でないとダメだったり、自分が就きたい職業に就きにくかったりなど、仕事選びに制限があります。日本に帰化すれば、日本人と同等に仕事を自由に選ぶことができるという点がメリットになっています。

他にも、日本人同等の社会保障を受けることができたり、参政権がもらえたり、在留資格申請・更新の手続きが不要になったりといったメリットもあります。

しかし一方でデメリットももちろんあります。たとえば、母国の国籍に戻ることが難しかったり、母国の社会保障制度を受けられなかったりなどのデメリットもあるのです。日本へ帰化することは、言ってしまえば母国の国籍を捨てることでもあるので、みなさん真剣に悩んで決断している方が多いです。

この日本への帰化はベトナム人にとって興味関心が高いテーマとなっています。しかし、その申請方法や準備書類などについて知らない人も多くいて、MPKENにも問い合わせをよくいただきます。

そこで今回、7月30日に日本への帰化を検討している人向けの "日本への帰化セミナー" もオンラインで開催します。帰化のメリット・デメリット、申請手続き方法など、これから帰化したいと考えている人向けにベトナム語でご説明します。ご興味がある方は、是非、ご参加くださいね。

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【セミナー名】日本への帰化セミナー "THỦ TỤC XIN QUỐC TỊCH NHẬT BẢN"

【日時】2021年7月30日（日）19時～21時

【方法】オンラインセミナー（zoomミーティング）

【お申し込み方法】Facebook "MPKEN HR" からお申し込みください

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