ニュースレター2025年12月号
2025/12/4
2025/12/4
気付けばあと1カ月、心残りがないように
2025年11月にMP研究会の新しい試み、「たのしい日本語クラス」がスタート!
毎日の生活で使いたい、使えたらもっと助かる日本語をボランティアさんと一緒に練習します。
日本に住んでいるけれど、なかなか日本語で話す機会がなかったり、海外にいるから日本人と知り合うきっかけがなかったりと、みなさん練習がしたくてもできないという悩みを抱えていらっしゃいませんか?
最初、このクラスの参加者を募集したところ、なんと、3,000人以上の方が登録してくださいました。
今も、増えていっています。
クラスがスタートすると早速たくさんの方が参加してくださり、ボランティアさんの進行に和気あいあいとした雰囲気で進みました。このクラスでは、毎回違うボランティアの方が担当してくださるのですが、最初にお互いの自己紹介の時間がありますから、みなさん打ち解けてから始められます。
日本語のレベルはJLPTで大体N4からN3の方が揃っていますが、多少の違いがあっても、お互いにフォローし合っていらっしゃいます。
テーマには役所での手続き、目的地への行き方の尋ね方、病院での会話の仕方など、日本で日常生活を送っていれば必ず訪れる状況を取り上げています。
海外で困った時、周りに知り合いや助けてくれる人がいないと、途方にくれてしまうという経験をした方もたくさんいらっしゃると思います。彼らの力になりたい、友達とまではいかなくても知り合いとして、わからないことを聞いて欲しい、そんな方はぜひボランティアとして参加してください!
また、日本語を話す機会を増やしたい、日本での生活を安心して送りたい、これから日本で働きたい、そんな方はこのチャンスを逃さず、一歩を踏み出してみて下さい。
今は仕事や子育てで時間がないけど、いつか参加したい!と思って応募してくださっている人もたくさんいることを知り、これからも時間、曜日を変えるなどして長く続けていきたいと考えています。
🧕🏼✨イチのインドネシア通信📨📬
10月中旬から、MP研究会でインターンとして働いているイチです!😄
今回は、インドネシアにまつわる楽しいお話を2つご紹介したいと思います。
🕯️まずひとつ目は、インドネシアの伝統布「バティック」です。バティックは、古くから受け継がれてきた
ろうけつ染めの技法で作られ、温かみのある美しい模様が特徴です。
職人が「チャンティン」というペンのような道具で細い線を描くバティック・トゥリス、銅のスタンプ「チャップ」を使って手早く模様を押すバティック・チャップ、筆で自由に色を描くバティック・ルキス、そして機械で大量に印刷するプリント・バティック、と作り方は実にさまざま。それぞれに違う魅力があり、パーティーや結婚式の正装から、日常着、パジャマ、ユニフォーム、さらにはカップル出で着るペア服や着物にまで姿を変えて、暮らしの中で長く愛されています。
🌶️もうひとつ紹介したいのは、インドネシア料理に欠かせない「サンバル」です。
サンバルは、ピリッと辛くて香りがよく、一口食べるだけで元気が出る調味料です。地域によって味もさまざまで、香ばしい「サンバル・テラシ」、バリのさっぱりした「サンバル・マタ」、やさしいスマトラの辛「サンバル・ラド・ヒジョ」などがあります。インドネシアには300種類以上のサンバルがあり、家庭ごとに「うちの味」があるのも面白いです。サンバルはただ辛いだけでなく、インドネシアの食文化を感じられる、国民に愛される味です。
最後に、これらの話をきっかけに、ぜひ皆さんにもインドネシアを訪れていただけたら嬉しいです。実際にバティックを手に取ってその美しさを感じたり、さまざまなサンバルを味わってお気に入りの辛さを見つけたり、そしてまだまだたくさんある楽しいアクティビティや観光地を体験したり──インドネシアには、皆さんをワクワクさせる魅力がたくさん詰まっています。
いつかぜひ、インドネシアに遊びに来てくださいね!👋
祝 🎉JP CAREER10周年❕
当法人が2015年10月の立ち上げから参加しているプロジェクト『JP CREER』が10周年を迎えました!
☆JP CAREERとは・・・
それぞれの得意分野を活かした4社が、2015年10月に国立建設大学(ハノイ)内の優秀な理系人材に対して、
日本語やBIM(希望者)はもちろん、入社後、早期に能力が発揮できるように、一定の日本のビジネスマナーや文化などを教育した高度人材を日本企業へ紹介するプロジェクトです。
現在までに300名以上が日本での就職の夢をかなえました。
JP CAREERでは、ベトナムの優秀なエンジニアを採用したいという多くの日本企業が集まり、現地で催される面接会に参加します。
そこで、専門的な知識について、彼らの意欲についてなどを時間をかけてじっくりと話す時間を設けます。
採用された学生たちは、これまでに11か月勉強した結果である、N3レベル以上の日本語力を持って、日本へとやってきます。
そんな彼ら、企業をそれぞれの分野からサポートし、10年間を共にした人たちが集まり、これまでの軌跡を振り返る祝賀会がハノイで行われ、これまでの思いや、今後の意気込みを語り合いました。思い出の写真をスライドにしたところ、かなりの枚数になって最後まで見るのに時間がかかったようですよ!
次の10年も、JP CAREERが学生、企業が掲げる目標達成を目指して、一緒に伴走できる存在でいられることを祈っています。
(写真)左:10周年パーティーの様子
右:東光電気工事株式会社の面接と内定者の様子
【NEXT EVENT】→→→
127回目のSEMPAIは、NGUYEN VAN DA(グェン・ヴァン・ダー)さんです。
4年前、VOICE OF ASEAN SENPAIでは、新聞配達の奨学金で来日した留学生から就職、そして起業への挑戦を描いた
NGUYEN VAN DAさんのストーリーをご紹介しました。
あれから4年が経ち、私たちはDAさんを大きな節目のタイミングで再び迎えることになりました。
DAさんが立ち上げた不動産会社は設立4周年を迎え、15名の仲間とともに、住宅購入サポートと賃貸サポートの両軸で事業を展開しています。
さらに、2025年11月22日には、ベトナムで製造した家具を日本で暮らすベトナムのご家庭へ届ける家具ブランド「Eco Life」も正式にローンチされました。
「お客様に選んでいただくためには、まずはサービスを提供する側が自分たちの基準を上げることが何より大切だと、私は常に感じています。 「価格の安さ」だけで勝負するのではなく、より高い品質、わかりやすいプロセス、そして揺るぎない信頼を積み重ねていくこと。
そして、ここ日本で暮らすベトナム人の皆さんにも、ベトナム人が提供するサービスをもっと身近に感じ、もっと積極的に利用してほしいと願っています。 そうすることで、私たちのコミュニティ全体が支え合い、より強いエコシステムを築いていけるはずです。」
DAさんはこのようにぶれない強い信念を掲げ、何が求められているのか、必要なのかを素早くキャッチする感覚を日々研ぎ澄ませながら、スタートした時の気持ちのまま、前進を続けているのです。
DAさんの起業の軌跡、企業文化への想い、ブランド認知拡大への取り組み、そしてその裏側にあるリアルな体験をお届けします。