異文化セミナーを開催しました!
2023/3/6
「異文化セミナー」が、2月26日と3月5日の2回にわたって開催されました!
今回の異文化セミナーは、「外国と日本の違い」をテーマにして、主に仕事場でのケーススタディを用いながら文化の違いを学びました。 合計で14人の方々に参加していただきました。
日本で働くうえで、自分の国との違いを理解しておくことは非常に重要です。
日本には、他の国にはあまりない独特な文化も多く存在します。
今回のセミナーを通して、初めて知ったという文化や慣習があった留学生も多いのではないでしょうか。
セミナーの講師はアルファ日本語学院の学長 梶浦 玄器 氏です。
講師のプロフィール
アルファ国際学院 学院長
新潟産業大学 非常勤講師
益田日本語学院 校長
株式会社JQC 役員
株式会社WGS 役員
ここで、受講者に答えてもらったアンケートの回答を、一部抜粋してお伝えします。
日本に来てベトナムとの文化の違いで困ったことや戸惑ったことはありますか?
・「言わないけど、分かるでしょ!」と言われたこと。
・礼儀作法のことなどはまだわからないことが多い。
・日本の「空気を読む」という文化はとても難しいことだと思う。相手の気持ちに触れて、相手の考え方を理解するのは、人間関係においてはとても重要だがじぶんはまだまだ苦手だ。
・ベトナムでは正直に言うが、日本では何に対しても褒めることが多い。
・先輩、後輩関係のこと
自分の会社の企業文化について教えてください。
・指示及び仕事の流れははっきり伝えられない。
・グループ朝礼
・少し家族のような人間関係のある会社。みんな仲良くて助け合いしやすい環境。今の会社が好き。
・自分がベトナムから来ているが、ある程度気持ちを分かってくれて、仕事しやすく個人の意見をちゃんと出せる風土。
・挨拶とか報連相を大事にしている
日本で働く中で困ったことや悩んでいることがあれば教えてください。
・自分から話すのが苦手なので、隣の日本人とのやりとりやいい関係を築くことがむずかしい。
・日本の物価は上昇しているのに、月収はあがらない。
・就職活動はどんな準備をすればいいのか。企業は外国人に対して、どんなことを求めているのか。
・みんなと本当に仲良くなりたい。ほかの国の友達と同じ言語を話したい、だけど外国人は自分ひとりで寂しい。
・日本人は嫌な気持ちを抱えても、直接本人に言わない。
セミナーが終わった後に、もう一度アンケートを取りました。
今回の異文化講座はどうでしたか?
・とても楽しかった
・日本のたくさんの文化と、地域による文化を知れて面白かった
・嫌われないようにすることが大事なんだと知った
・カルチャーショックを受けた
この講座の内容で一番印象に残っているのは?
・「和を以て貴しとなす」:何事をやる にも,みんなが仲良くやり,いさかいを起こさない のが良いということ
・企業とどのようにコミュニケーションを取っていくか
・周りとの「調和」で良い人間関係を築く
・日本の企業の文化である「終身雇用」
この講座を受けて、今後自分の日本の生活にどのように役立てようと思いましたか?
・相手の立場を考えて、行動することをより気を付けていきたいと思う。自分は子供のころから独立していて、何事も自分でできると思ってしまうが、今後は相手を「頼る」という考え方を意識していきたい。
・企業文化などは就職活動の際に、役立てられる
・新入生の生活指導に活かせると思う
・日本の文化を学んで、日本社会のルールを守って、日本の友達を作って、長く日本で暮らしていきたい。
・講座中に何度も「あ、そうなんだ!」となることが多かった。これで、日本人と距離を詰められると思う。
面白かったや役に立ったというコメントが多く、やはり異文化理解は大切なことがわかりますね。
みなさん、講座前に抱えていた戸惑いや悩んでいることについて、解決できたことも多いようです!
講座中も質問が多く出たり、終わった後にMPKENに感謝のメールをたくさんいただいたりと、大盛況のセミナーになりました。
今後の日本での生活において、少しでも助けになればMPKENとしてもとても嬉しいです☻
※こちらのセミナーは、「KHM基金」による助成事業です。